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Posted by あしたさぬき.JP at

2013年03月30日

つばきの会

H24年度最後のつばきの会
岡本荘春の特別企画
心温まる法話 「生活であじわう仏教」岡本荘からも近い
教円寺住職 田村正教先生をお招きしての開催です。



私たちの生活と仏教、どんなお話になるのかと聞いていると・・・
まずはよく知られた話、キ○ノン、カ○ピスの名前の由来から始まり、先生の体験談(教円寺は幼稚園もしています)を中心に会は進行。その中から1つご紹介します。

先生が30歳の時、教え子の中に6歳になるひとりの男の子がいました。その子は園で一番足が速く、走っては負けなしだったようです。そんなある日、先生と競争することに。先生は「人生の厳しさを教えよう。100人の中で一番でも日本で一番にはなれない、日本で一番になっても世界では一番になれない事を分かってもらおう」と考え走りました。30歳の大人と6歳の子供、もちろん先生が勝ちます。負けてもその子は納得がいかない様子だったのでもう一度走ります。結果は同じ。それでも納得いかず、先生は男の子にハンデをつけることに。こうしてその子は初めて悔しそうな表情を浮かべました。そして先生に「10年後、競争しよう」と。先生は「負けん、負けん」と返します。 「100年後、競争しよう」 これには先生も答えに窮し、遠くを見つめます。130歳と106歳の競争、これが実現するかは別にして、その子は「老い」を理解しているのです。100年後、この世にいないであろう事を伝えた先生にその子は「仏様の国で待っていて、ぼくも後から行くから」。
卒園後に送られてきた年賀状には「9年後、競争しよう」の言葉が。翌年には「8年後」。そして「5年後」を最後に年賀状から「競争しよう」の言葉がなくなりました。
その男の子は今では23歳になり、家庭を持っているそうです。

こんな素敵なつばきの会
次回は5月25日(土)13:30~
の予定です。

     4月21日(日)の
  円座・川岡ウォーキング大会
    も参加受付中です!


来年度も楽しい企画満載の岡本荘をよろしくお願いします。  
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Posted by tsubaki at 16:54Comments(4)つばきの会