2015年01月27日
介護者に聞く~認知症の方への接し方・関わり方~

認知症自主学習サークルが開催されました

本日は、今年度最後の学習サークルと言う事で
認知症家族の会の方から介護の経験談をお聞きし、
認知症の方への接し方や関わり方を考えていきました

始めに
家族会から、2名の介護者の方が経験談についてお話くださいました

奥様の介護をされているAさん

まだ、認知症が出はじめの頃、
いろんなことが分からなくなっていくつらさを日記に書き記しており、
本人がとても悩んでいた
家にいても落ち着かないし、外に出ても不安という日々が続いた
時が経ち、入院もし、認知症も進み、
現在は、施設入所している妻を
毎日傍らで介助している
認知症予防と思って夫婦二人で続けてきた
友人を大切にすること、旅行に行くこと、趣味・楽しみをもつこと
十分に楽しんだ
悩んだときもあったが、
今は日中、今の二人の時間を幸せに過ごしている
現在施設入所しているお母様の介護をするために
定年を前に退職し、関東から帰高。単身で介護を行っているBさん

20年前にくも膜下出血で水痘症となったものの
奇跡的に回復し 一人生活をおくっていた
徐々に認知症が進行し
現在は
しゃべることも、自発的に動くこともほとんどない
ただ、くも膜下出血した時に、覚悟が出来ていたのか
認知症の進行は冷静に受けとめられていた
現在の辛さとしては
毎日面会に来ても、”無”の母に向き合わなければ
ならないこと
症状の改善に期待(夢)が持てないため、行動する原動力を
否定された気持ちになること
この現実をいかに乗り越えるか
→現在はペットと接することで
無欲で楽しむことを教えられ、
気負うことが少なくなった
話をお聞きし、
参加者の皆さんからもご自分の体験談と
重ねあわせ、、、
認知症の方へは


介護者は

無理をしない

と意見がまとまりました

共感することは出来なくても、
思いに添う事はできると思います。
そういう思いが
認知症になっても安心できる町になる
土壌を作っていくのだと
感じた 学習サークルでした

Posted by tsubaki at 18:27│Comments(1)
│和みの会
この記事へのコメント
すごいですね〜〜
涙が出そう…
本当に認知症介護は、経験した人でないと共感できないくらい深いものですね。
介護する人、受ける人、それを支える人…
皆さんが1日1日を大切に過ごせるよう願っております
涙が出そう…
本当に認知症介護は、経験した人でないと共感できないくらい深いものですね。
介護する人、受ける人、それを支える人…
皆さんが1日1日を大切に過ごせるよう願っております
Posted by kuro at 2015年01月28日 00:36