Ｔｓｕｂａｋｉ～椿～

県立ミュージアムでは年に数回、見応えのありそうな「特別展」が開かれます。
今回「棟方志功の祈りと旅」という特別展があるということで、入居者１１名＋職員６名で行ってきました。

朝から小雨と強風が入り混じるあいにくの天気で、みんなで「雨女の介護士さんが４階に異動になったはずなのにおかしいな～」と言ってバスに乗りこみました。まあ、ミュージアム内なので、悪天候でも全く問題なく、楽しむことができましたが。

最初に学芸員の方に１０分ほど説明してもらいました。棟方は青森の出身で画家を志して上京するが、鳴かず飛ばずで、悶々として日々をおくるが、木版画のすばらしさに魅せられ、「板画ころ、日本が世界に誇れる仕事」であると悟り、取り組むようになりました。
宗教心の厚い人で、四国巡礼の札を納める気持ちで一作一作、祈りを込めて製作していたそうです。

作品は釈迦や女性たちが柔らかに書かれていて、木版画の温かみと相まって、すごく癒され、入居者の方と一緒に、見入ってしまいました。さまざまな作品があり、充実した美術鑑賞となりました。